タツノ化学について

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ご挨拶

塩ビの有用性・多様性とともに60年

 1945年の敗戦後、復興のリーディングインダストリーの一つとして塩ビ産業が成立したのは1950年ころですが、原料の塩ビ樹脂(PVC)の難燃性、易加工性、省エネルギー、リサイクル性というサステイナブルな長所が塩ビ加工製品に広く応用され、それが今日までつながれてきました。タツノ化学は塩ビ産業の中流に位置する個人企業として1950年に辰野製作所として起業され、24吋(インチ)カレンダーラインを導入した1953年7月に(株)タツノビニールとしてフィルム製造に進出しました。

 1950年代は塩ビ製品が続々と登場した時代です。軟質塩化ビニールも電線やベルト、浮き輪やパラソル、玩具、袋物として人々の生活にはいりこみ、1960年にはウィンキー人形が一世を風靡しました。当社はこの時、その玩具やバッグむけの原反で頭角をあらわし、並行して欧米輸出にも注力していました。その後、内外の塩ビフィルム市場とサイズ範囲の拡大をにらみ、1960年代に大型カレンダー三系列を導入、1969年に志も新たにタツノ化学へと名称変更しました。以来、製品幅・厚み・長さの自由度、機能や意匠の多様化を追求してまいりました。

 当社は1971年のニクソンショック、1973年の第一次オイルショック、1985年の円高不況、1990年代の塩ビバッシング、2008年リーマンショックなどの苦難をかいくぐってきました。それは、圧延フィルム・シートが塩ビ樹脂の難燃性・耐久性・易加工性をよく発現する加工製品であり、そこに社員が確信を持ち続け、さらに、お客様・商流・素材の各ステークホルダーも当社の受注力、加工力、成長力に期待をかけてきたからに他なりません。

 玩具用を嚆矢とする塩ビシート・フィルムは現在、店舗、学校、施設の床面を彩るタイルや長尺シートなどの建築材料、絶縁テープなどの電気・電子・自動車部品、ヘルスケア資材、遮水シートなど環境資材として、サプライチェーン下流に広く関わり、生産財や消費財のブランディングにも縁の下から寄与しています。

伝統の継承、企業理念、創造への希求

 最大級の装置で生産性と効率を求めるだけではありません。工程にあってはフィルムの生きた姿と表情を、市場にあってはニーズの深層をみつめ続け、経済危機をチャンスに変えて今日に至っています。この生命力の源泉は人と製品への愛着、困難に動じない粘り強さという文化、伝統にあります。そして近年は、ISO 9001とエコアクション21の品質・環境オペレーションのもとで塩ビ市場を捉えなおし、しなやかな生産とマーケット・インをたゆまない、塩ビフィルムのオンリーワンをめざしています。

 今後ますますアジアグローバルの波が大きく押し寄せてきます。伝統を継承しつつも、旧くなった方法やプロセスはスピーディに革新し、時代にあったサステイナブルな製品と新しい機能を提供する役割を格段に高めねばなりません。この使命を“人・社会・地球環境への貢献”という企業理念に共有し、人と社会の可能性、塩ビの潜在力を起点とした新しいサプライズの創造を希求していきます。

代表取締役社長  梶ヶ野 彰

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